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Channel: ウニモグとランクルに工作機械2
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告知126日目、胃がん多発性肝転移

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癌を宣告されるまでは、『癌はどれも同じ』としか思っていなかった。

病巣も進行度も『癌は今の時代は治る』と言う認識だった。

当初、宣告を受け

>> 腹膜播種があっても全摘しないと、後に食べられなくなりますから、切りますよ。

<< 食べられなくなったら、しんじゃいますものね、お願いします。


この当たりまではノ~天気に『切れば治るべな』


最終検査が終わり、今後の治療方針の説明

>> リンパと多発性肝転移のため外科的治療は無理だから、後は延命の為の治療ね!


この当たりから、真剣に手の届く範囲に来た『死』と向き合わなければ、ならなくなった。

胃癌が原発の『血行性転移による多発性肝転移』はタチが悪いようで

否が応でも『自分の死』を直視せざるおえなくなった。


誰にでも訪れる皆平等の『死』が目に見える範囲、手の届く範囲で訪れた。

死を抗う事の辛さ、受け入れる事の辛さ、どちらも辛いが

一度受け入れてしまえば、どれだけ精神的に楽になれたことか!


主治医にしても患者に変な期待を持たせるような『話術』も無く

今の現状とこちらが望む治療法を検討してくれて、淡々と説明してくれる。


ネットに出てくる情報は千差万別、悪徳癌商法有り、製薬会社とベッタリの

『今の抗がん剤は副作用も無く楽だよ~~コジンサアルケド』

『今の抗がん剤は長生きするよ~QOLサガルシ、ネタッキリニナルカモネ』

『抗がん剤は無駄だよ~シュウマツキはムダダケドショキハナオルヨ』

『無治療がいいよ、ドッチミチ、シヌンダカラ』

『この免疫治療で治った人が沢山いるよ~この治療で~、ジコシンリョウデ、ボッタクリダケド』


治る可能性のある癌と、延命だけの癌は分けて考える事が必要かと。

医者もその辺をはっきり説明してから、治療方針を相談すればいいかな。


医者も製薬会社も上から目線ではなくて

>> 未来の癌患者のために治験に参加して協力してください。
  あなたの辛さ苦しさは、必ず役立ちますし、治ればボンズ丸儲けですから


こんなこと言われたら、最後の善行としてモルモットになってもいいかな。


お医者さんも、治る可能性の無い辛い抗がん剤治療を望んで続けている

患者さんを診て、心の中では

>> 無駄で苦しむだけだから止めれば良いのに

と、思う場合には優しく今後のQOLについて諭してやったほうが良心的ではないだろうか。




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