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Channel: ウニモグとランクルに工作機械2
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昭和61年ランクル60,ドライブシャフトアライメント調整

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インパクトやエアラチェットなどのエアー工具も5000円前後からある

それらを使い捨て感覚で使うのも良しなんだろうが

大量消費に同じだけのゴミが発生してしまう。


スナップオンのバンセールスさんにエアラチェット2本と3/8のインパクトを
修理に出していたのが戻ってきた。
残念ながら25年前のブルーポイントの3/8のインパクトは部品生産終了で修理不可
昔はそのインパクトのトルクが一番強かったが、現行の物には到底敵わない。

新しいインパクトは小型軽量高トルクでロウトルになった体に優しい

俺はガキの頃から小型軽量高トルクだったので、時代の先端だったんだなと

ポジティブに考えるとする。



イメージ 1
左側に入っていたシムの合計は4枚で2.4ミリ
下側のキャップが0.4ミリで上が2ミリだったので
この時点で「変だな」と嫌な予感がした


イメージ 2
先ずはベアリングのプレロード調整から始まる

上のナックルアームに4枚全てを入れて
プレロードを確認するが、ガタガタなので
最小単位0.1ミリづつ減らして確認しながら
最終的なプレロードに必要なシムの厚さは
1.9ミリになった

シムの総厚さが決定したので、下側のシムを決める作業に移る


イメージ 3
右側と同じ工程なので画像は省略


イメージ 4
決定した左右上下のシムの厚さは赤○

昨日の道具書庫で説明した通りに
左右での極端な厚さの違いは出ない

これで安心して組んでいけるべ


イメージ 5
後は単調な


イメージ 6
錆落とし作業に


イメージ 7
勘合面以外の部分にローバル塗ったり


イメージ 8
こびり付いたパッキンのカスを


イメージ 9
取ったりで


イメージ 10
単純作業が続く


イメージ 11
シャフトシールを
オリジナルSSTで挿入し


イメージ 12
ナックルアームとキャップの合わせ面には
極々薄く液体パッキンを塗り
2枚重ねのシムには防錆油を塗布して


イメージ 13
ナックルケースを組み上げた


イメージ 14
ドライブシャフトアウターを分解して


イメージ 15
傷や剥離を点検したら


イメージ 16
高純度のドライモリブデンを塗布してから
入っていた位置に元通りに球やレースを入れ組み上げる


イメージ 17
ハブにベアリングコーンを挿入


イメージ 18
単調な作業だが、ピンキリになりがちな作業


イメージ 19
サボってはいないのに
これだけで一日が終わった


40.60.70のランクルはこんな方法でシムを決めるので
それらが多く入庫する所は、純正SSTを速攻で注文されたし
目検討や感では出来ない部分です!!

ベアリングやパワステポンプ内のベーンポンプの羽やローターなど
使用過程の物は入っていた場所と位置をバラバラに変えて組んでしまうと
当たりが変わり、ベアリングは異常磨耗とか、パワステポンプは
油圧低下が起こったり、耐久性などが著しく損なわれるので

何も考えずに分解はダメダメ!

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