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Channel: ウニモグとランクルに工作機械2
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50万キロ弱ランクル80噴射ポンプO/H完了

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ボッシュ規格のVE型噴射ポンプ
トヨタ(デンソー)日産三菱(ゼクセル)双方は
どちらも同じボッシュ規格が元なので、部品を合体する事も可能

材質的にはデンソー製が優れていると感じる



イメージ 1
データーブックを見ながら、使えそうな部品を寄せ集めて
オリジナルポンプを昔は良く作っていた

サファリのポンプにランクルのポンプの部品を組み込んで
無駄に多く燃料を吹かしてみたり
いすゞのミューーのポンプにダイナのポンプ部品を組んだりで
変な事ばかりしていた

やってみて失敗し、初めて「コレはダメだ」と、言う事が判明するので
失敗はとても役に立った


今回のポンプも寄せ集めのオリジナルポンプ


イメージ 2
ボディーはほぼ交換になる


イメージ 3
目で見て分かるほど部分的に磨耗している


イメージ 4
これは新品のボディー


イメージ 5
この部品が回転しながら、上下して燃料を圧縮する
カムディスクと言う名前です
色んなリフト量のカムがある


イメージ 6
剥離などは無いが
キズ有りなので交換


イメージ 7
カムが乗っかるローラー部分
ロラーやピンを交換して、高さを
なるべく1000分台に収まるように
入れ替えなどをして、そろえる


イメージ 8
このローラー自体の動きは
今のエンジンのカムシャフトのVVTIと同じで
進角と遅角を兼ねている


イメージ 9
このピストンが燃圧に応じて移動するストローク分が
進角になる


イメージ 10
遅角状態


イメージ 11
進角状態


イメージ 12
このシムや


イメージ 13
ここのシムを


イメージ 14
ウマに食わせるほど
用意をしていないと


イメージ 15
ピンポイント的な
調子の良い寸法が出ない


イメージ 16
基準値内に収まれば良い
と、言う事では満足はしない


イメージ 17
やっと納得できる寸法に組みあがったので


イメージ 18
テスター上では見れない
ブースト圧による燃料増量の
過渡特性を、想像で調整する

05Kで増量始めで


イメージ 19
1.0Kでフル増量

途中の増量カーブはコンペンセーターの
プロフィールに依存する

俗に言う「パワーロッド」
市販品は材質も悪く、黒煙発生ロッドでしかない


イメージ 20
組み立て完成したら


イメージ 21
鼻水を垂らしながら
取付けして


イメージ 22
エンジンをかけて
今日の作業は終了

調整は明日




噴射ポンプは徐々に劣化していくので
性能の低下具合は気が付かない場合が多いです。

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