Quantcast
Channel: ウニモグとランクルに工作機械2
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1527

ランクル80 H5、30万キロ、リヤハブ分解とキャリパー

$
0
0

いや~もうね
分解しながら頭の中では
チャイコフスキーの序曲「1812年」の空砲を使った最後の楽曲第五部が
鳴り響いていましたよ



イメージ 1
リヤハブは25年1月にオーバーホルされて
キャリパーは昨年26年の2月にオーバーホール済み
左側から開始

イメージ 2
最初に見ただけで変だなと思ったのは
スライドピンのブッシュがはみ出ている事です
本来は赤線の部分はサポートに収まっているはず

イメージ 3
何とか抜けたスライドピンですが
見て分かるでしょうか

イメージ 4
こうしたら分かるでしょうか

イメージ 5
曲がっていました

イメージ 6
何故かシャフトのフランジ面の内側に
グリスが盛られていた
初めて見ました
あっ写真は撮り忘れましたが
ハブナット部分にも盛られていました
が!!

イメージ 7
そのナットがガッチリ締まっていて
トルクレンチでどれぐらいのトルクで緩むか
測定してみたら、「270cm」で緩みましたが
ベアリングは焼けていました
通りで、リヤハブのガタが無かった訳だ

イメージ 8
インナーベアリングのアウターレースもキズが入って当たりもダメ

イメージ 9
右側も左と同じく

イメージ 10
ブーツがぁ~

イメージ 11
キャリパー本体はピストンも交換されていて
渋りも無いが、鳴き止めのグリスがタップリ
これは4輪共にタップリでした

イメージ 12
パッドもローターも新品に交換だけど

イメージ 13
キャリパーリペアキットに入っている
スライドピンブッシュは交換されなかったのね
捨てちゃったのかな

イメージ 14
名カメラマンだと思うべな
肩を労わりながら4ポンドハンマーを
力いっぱい振り下ろす

イメージ 15
予防整備の為交換

イメージ 16
コレだけ磨耗していれば
仕方が無いと思う

イメージ 17
ベアリングは全滅

イメージ 18
洗浄の下準備をする

イメージ 19
このまま熱湯洗浄機に入れてしまえば
直ぐに洗浄液がダメになるので

イメージ 20
シンナー風呂で一晩

イメージ 21
ランクルのリヤハブのプレロードは
締める方向に調整するのは
この様にベアリングが焼ける(締め具合によると思うけど)ので
セオリー通りに緩めが良いかと、この車が教えてくれた

イメージ 22
ガタが出たらその都度点検と調整で
きわどい時は交換するのもお互いの為だべと思う

イメージ 23
整備の質を考えるには
最適教材のランクル
今日はここまで


24年の左フロントハブとナックル以外は
全て同じ所での作業ですが、その24年にやったところも
同系列の販社なのがビックリ
複雑な思いです。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1527

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>